有害紫外線から皮膚を守る
キチン・キトサン協会理事長
医学博士 松永 亮
医学博士 松永 亮
長い問、日焼は健康のシンボルのようにいわれてきました。しかしオゾン層の稀薄化により、有害な紫外線が地球上に降りそそぐ昨今、皮膚の健康保護にはかなりの注意が必要です。
特に海水浴、ゴルフ、登山、釣等を楽しまれる方々は警戒する事が大事です。もちろん、強力な太陽照射の現場で生活をしている農林業、漁業の方々は、自ら紫外線を避ける術を習得しておかなくてはなりません。
日焼には皮膚が赤く腫れたり、入浴時にしみたりするサンバーン(太陽熱傷)とその後皮膚の色が黒ずむサンタン(色素沈着)があります。その何れも紫外線による作用です。
皮膚は紫外線に対して二つの自浄作用を備えています。
一つは表皮最上層の角質部を厚く、硬くして紫外線を散乱して皮膚内部への侵入を防止します。二つ目は表皮最下層の色素細胞の働きを活発にしてメラニン色素をつくり、紫外線の侵入を防ぎます。
多くの農漁村で見られる様に、長年月、激しい太陽光線下で生活する人々は、皮膚が厚く、しわが多く、生体の回復能力を超えてメラニンがつくり続けられ、しみになり全体がどす黒くなります。これを医学的に" 光老化" と呼んでいます。
光老化の予防には余分な太陽光線を避けて日焼けし過ぎない事です。太陽の照りつける時は、キチン・キトサンを織り込んだ帽子、長袖のシャツ、長目のズボンやスカート、日傘等を活用しましょう。
キチン・キトサンを5ppm配合した天然素材のUVカット用の日焼け止めクリームを塗布するのも効果的です。
また疲れないように1日4 ~ 9 カプセルのキチン・キトサン健康食品の摂取も、傷んだ肌の細胞活性に役立っている事を忘れないでください。